6日のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に、「平家物語」などで有名な富士川の戦いが出てきました。
そして、このドラマで描かれた思わぬ展開に驚きました。
富士川の戦いは、源頼朝、武田信義と平維盛が戦った合戦です。
川をはさんだ両軍が合戦に備えてにらみ合っていた夜、突然水鳥の大群が飛び立ち、平維盛軍はそれを敵の夜襲だと思って京都に逃げ帰ってしまった、という逸話で有名になりました。
これが、平家の敗走が始まるきっかけとなりましたが、ところでこの時、どうして水鳥の大群が飛び立ったのでしょうか?
「平家物語」では、武田信義の軍が夜襲をかけようとして富士川の浅瀬に馬を乗り入れたため、と書かれていますが、「鎌倉殿の13人』では脚本の三谷幸喜さんが、まさかのストーリーを用意していました。
頼朝軍の2人の老将、北条時政(坂東彌十郎)と三浦義澄(佐藤B作)の小競り合いです。
2人が川辺で話をしていた時、その日の軽率な行動を反省した時政が、義澄に「俺の頬をぶん殴ってくれ」と義澄に頼みます。そこで義澄が時政を殴ると、頼んだはずの時政は「この野郎!」と義澄を突き飛ばしたので、義澄は川の中にころんでしまいました。
その音を聞いて水鳥の大群が飛び立ち、その数「数万羽」(ナレーター:長澤まさみ)と言われる羽音に、平家の軍は大混乱に陥ってしまいました。
そんなバカな、というようなストーリー。
さすがに三谷幸喜さんですね。
富士川の合戦を初めて知った人にも面白かったと思いますが、すでに知っていて見ればあっと驚く裏話でした。。
だんだん暖かくなってきました。
天気のいい日に富士山を見に行くのもいいですね。
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